あれから(1968年から)42年経った2010年、日大930の会に集う仲間が中心になって、日大闘争を記録し記憶を語る本を、出版社でなく当事者である自分達自身で出版しようとする取り組みがスタートしました。
 途中、色々と苦難が有りましたが、出版に関わるノウハウを持つ仲間の尽力もあり、やっとこの2月15日に第一号の出版にこぎ着けることができました。 
史実としての記録は年表として掲載しています。
 寄稿した各学部の仲間は、薄れゆく記憶を蘇らせ、日大闘争を当時どう受け止め、その後をどう生き、また現在をどう生きているかを素直に語っていると思います。

 個別日大闘争は、少なくない当事者自身が「百姓一揆に通じるものがある」と言ってはばからない側面を持っています。
 誤解を恐れず言えば、学生蜂起に至る過程は、まさしく「勧善懲悪」の世界であり、軽重は別としても「正義感」が根幹に座り、連帯感は「義理と人情」の世界であったと言えます。
 特段の信条や思想が大勢を占めた訳でなく、語り伝えるにしては、その動機と行動は極々「当たり前」のことであり、それが返って語り継ぐことの障害になったという皮肉な一面を持っています。
 仲間の記録と記憶を読んで頂き、日大闘争が極めて当たり前の事であったことを知って頂ければ幸いです。


 
 
農闘委HPへリンクします
「日大闘争の記録」制作実行委員会編
¥1000(消費税&送料込)
 
【特集】 「日大闘争」の記憶と記録
巻頭詩 抵抗の歌 志賀口博人
忘れざる日々 日大闘争の記録Vol.1 の刊行にあたって 
制作実行委員長 矢崎薫
公開座談会
日大闘争を書く・語る・記録する 2010.9.26 公開座談会の記録
・発言者
1968年全共闘だった時代(ホームページ)主宰 理工学部
新版 叛逆のバリケード(三一書房・2008年刊)編・著 文理学部
情況十二月号特集 日大全共闘とは何か(情況出版・2009年刊) 法学部
叛逆の時を生きて(朝日新聞社・臼井敏男著・2010年刊) 文理学部 農獣医学部
忘れざる日々 日大闘争の記録(2011年刊)制作委員長 法学部 矢崎薫
・司会・進行
路上の全共闘 1968(河出書房新社・2010年刊) 著者 法学部 三橋俊明
日大闘争」の記憶と記録
手紙とアンケート
略年表と写真・アンケート
記録された日大全共闘
日大闘争文集 忘れざる日々(とき)
1、私が覗いた日大闘争 ・・ 理工学部1966年入学
2、それは全共闘だったときにはじまる ・・ 法学部1966年入学 
3、日大闘争体験記 ・・ 経済学部1967年入学
4、大和魂としての全共斗魂 ・・ 芸術学部1967年入学
5、日大全共闘が私にとっての救いでした ・・ 法学部1968年入学 
6、1968年には十八歳の私がいる ・・ 農獣医学部1968年入学 
7、1968・1969 ・・ 経済学部1968年入学 
8、日大闘争私史 ・・ 理工学部1968年入学 
9、日大闘争と私 バリケードを知らない世代 ・・ 文理学部1969年入学
10、特別寄稿 私にとっての日大闘争 ・・ 山際永三 (日大闘争救援会)
お詫びと訂正
 
 ■忘れざる日々 お求め方法
  下記メルアドに注文メールを入れてください
メールには送り先住所、氏名、電話番号、注文冊数を
ゆうメールで本が送られてきます(通常で注文受け付け後一週間以内)
同封のゆうちょ銀行振込用紙で代金の振込みをお願いします(一冊税・送料込1000円)
振込み手数料はご自身でご負担願います(窓口120円、ATM利用80円)
個人情報について
注文の際頂いた個人情報は、次回Vol.2発刊の際のご案内に使用させていただく以外には一切転用しないことをお約束します。
 
注文先メールアドレス
メルアドは画像です、あらためて入力ください
Topページに戻る